Shopify Flow で会員申請・承認のあとの作業を自動化する 4 つのレシピ
会員の申請・承認・却下は、それ自体はアプリの管理画面で済みます。手間が残るのはそのあとです。申請に気づく、承認した人に会員限定の割引を効かせる、却下の理由を記録に残す。この 3 つは Shopify Flow に任せられます。
Banto 会員登録は「会員申請を受け付けたとき」「会員を承認したとき」「会員申請を却下したとき」の 3 つを Flow のトリガーとして提供しています。この記事では、その 3 つで組める 4 つのワークフローを、Flow の画面の操作順で説明します。
準備:Flow のインストールとトリガーの場所
Shopify Flow は Shopify が提供する無料の自動化アプリです。まだ入れていなければ、App Store から「Shopify Flow」をインストールします。
- Shopify 管理画面の「アプリ」から Flow を開き、「ワークフローを作成」を押す
- 「トリガーを選択」で、アプリ名「Banto 会員登録」を探す
- 「会員申請を受け付けたとき」「会員を承認したとき」「会員申請を却下したとき」の 3 つが並ぶので、目的に合うものを選ぶ
どのトリガーでも、対象のお客様(customer)を次のステップで使えます。「受け付けたとき」はふりがな、「却下したとき」は却下理由も一緒に渡します。
レシピ 1:新しい申請を Slack やメールで知らせる
申請に気づくのが遅れると、お客様を待たせます。アプリの設定でもお店へのメール通知はできますが、Flow なら Slack や、担当者ごとの宛先に振り分けられます。
- トリガー:会員申請を受け付けたとき
- アクション:内部メールを送信(宛先に担当者のアドレス、件名に「会員申請」、本文にお客様の名前とふりがな)
- Slack を使っているお店は、アクションに Slack メッセージを送信を選び、チャンネルと文面を設定する
本文には、管理画面の承認待ちページへのリンク(`https://admin.shopify.com/store/お店のハンドル/apps/api-client-12887/app/approvals`)を入れておくと、通知からそのまま承認に進めます。
レシピ 2:承認したら割引用のタグを付けて、会員限定価格を作る
承認済みのお客様には、アプリが自動で承認済みのタグ(既定では member-approved)を付けます。このタグをそのまま使ってもよいのですが、「卸売の取引先」「紹介会員」のように、承認とは別の意味のタグを Flow で足しておくと、あとで割引やセグメントに使いやすくなります。
- トリガー:会員を承認したとき
- アクション:お客様にタグを追加(例:
wholesale) - Shopify 管理画面の「顧客管理」で、タグ
wholesaleを条件にした顧客セグメントを作る - 「ディスカウント」で会員限定の割引を作り、対象を「特定の顧客セグメント」にして、そのセグメントを選ぶ
これで、承認した瞬間から会員限定の割引が効きます。割引コードなしで自動適用にすれば、お客様は何もしなくて済みます。
承認を取り消したとき(承認待ちに戻す・却下)には、アプリは承認済みのタグを外しますが、Flow で足したタグは残ります。取り消しにも合わせたいときは、「会員申請を却下したとき」のトリガーでお客様のタグを削除するワークフローを組んでください。
レシピ 3:却下の理由を顧客メモに残す
却下のときに入力した理由は、お客様へのメールと Flow に渡されますが、アプリには保存しません。あとで「なぜ却下したか」を見返せるようにしたいときは、Flow で顧客メモに書き込みます。
- トリガー:会員申請を却下したとき
- アクション:お客様のメモを更新する(本文に「会員申請を却下:」と、トリガーの「却下理由」を差し込む)
顧客メモは Shopify 管理画面の顧客ページに表示されるので、再申請が来たときにスタッフ全員が経緯を見られます。
レシピ 4:承認したお客様にだけ社内で担当を割り当てる
卸売のお店では、承認したあとに営業担当がついてフォローすることが多いはずです。承認をきっかけに担当者へ引き継ぎのメールを送り、顧客メモに担当名を残しておくと、引き継ぎの抜けが減ります。
- トリガー:会員を承認したとき
- アクション 1:内部メールを送信(宛先に営業担当、本文にお客様の名前と顧客ページのリンク)
- アクション 2:お客様のメモを更新する(「担当:○○」)
お客様ごとに担当を変えたい場合は、Flow の「条件」でお客様のタグや会社名を見て分岐します。会社名は会員情報として顧客メタフィールドに保存されているので、管理画面の顧客ページで確認できます。
うまく動かないときの確認点
- ワークフローがオンになっているか作成しただけでは動きません。右上の「オンにする」を押します。
- トリガーが 1 回だけ発火しているかアプリは、承認・却下を実行するたびにトリガーを 1 回送ります。一括承認では、お客様の人数ぶん発火します。
- タグ名がアプリの設定と合っているか承認済み・承認待ちのタグ名はアプリの設定で変えられます。変えた場合は Flow 側の条件も直します。
- 実行履歴を見るFlow の各ワークフローには実行履歴があり、どのステップで止まったかが分かります。
よくある質問
Shopify Flow は無料で使えますか?
Shopify Flow は Shopify が提供する無料のアプリで、Basic 以上のプランで使えます。App Store から「Shopify Flow」をインストールしてください。
Banto 会員登録のトリガーは Flow のどこに出てきますか?
ワークフローの「トリガーを選択」で、アプリ名「Banto 会員登録」の下に「会員申請を受け付けたとき」「会員を承認したとき」「会員申請を却下したとき」の 3 つが並びます。アプリをインストールしていれば、追加の設定なしで使えます。
承認や却下のメールは Flow を使わなくても送れますか?
送れます。承認・却下のお客様へのメールと、新しい申請のお店への通知は、アプリの設定だけで送れます。Flow は、それ以外の作業(タグ付け、Slack への通知、顧客メモなど)を足したいときに使います。
承認済みのタグ名を変えた場合、Flow の条件も直す必要がありますか?
はい。アプリの設定で承認済み・承認待ちのタグ名を変えると、Flow の条件やアクションで指定したタグ名と食い違います。タグ名を変えたら、そのタグを使っているワークフローも直してください。
Banto 会員登録
承認した会員だけが購入できる会員登録フォームを、新しいお客様アカウントに追加する Shopify アプリです。月額 9.99 ドル、14 日間無料で試せます。
アプリの詳細を見る関連するガイド
この記事は、Banto 会員登録を開発している Banto Apps が書いています。Shopify Flow のアクション名は 2026 年 10 月時点の Shopify ヘルプセンターの表記です。Flow の画面や名称は変わることがあります。